2014年12月18日木曜日

声明「北星学園大学が非常勤講師の雇用継続を決定したことについて」


  不当かつ犯罪的な要求・攻撃に屈することなく、このような英断を下された北星学園大学学長ほか、関係者の皆様へ深く敬意を表します。
  このことによって状況が決定的に変わるものではないかもしれません。しかし、思想・言論の自由、学問の自由、大学の自治という憲法の原理を守る、非常に歴史的な決断であり、私たちも嬉しく思っております。
  大学のこの勇気ある決断を孤立させることのないよう、警察関係者の皆様にはより一層の迅速な捜査を要請します。学園と学生の安全、植村さんとご家族の平穏を一日でも早く取り戻すため、卑劣な犯罪者を野放しにすることのない早急な対応を期待しています。
  また、政府が毅然とした対応をとることも、この機会に強く求めます。
  今回の一連の事態によって、戦後日本が築いてきた自由に発言できる社会、多様な意見を議論によって決めていく民主主義が今、非常にもろくなっていることを痛感しました。
  私たちは北星学園大学を引き続き応援していくとともに、人権が守られる民主的な社会を強化する活動を行っていきたいと考えています。

                 負けるな北星!の会